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乙女ゲームのオープニングムービーはどうしてあんなにしょぼいのか

論証のため男性向けアダルトゲームのOPムービーを多数参照にしています。
苦手な方はご遠慮ください。



実例を伴う検証

 乙女ゲームのOPムービーというのは、いわゆるギャルゲー・エロゲーのOPと比べると、映像としての完成度の点で明らかに劣っていると思います。
 非難を受ける言い方かもしれないので、まずは実例をば↓

  『ときめきメモリアル Girl's Side』
 (天下のコナミだけあって、アニメ仕立ての上、音楽はB'z)
 

  『乙女的恋革命ラブレボ!!』
 (鎖の3DオブジェはエロゲOPでよく見るけど、制作者が同じ?)
 

  『咎狗の血』
 (ニトロプラスの作ったボーイズラブゲーム)
 
 
 女の子向けゲームのOP映像では、私の知る限りにおいてはだいたいこのあたりが秀作だと思います。
 んで、エロゲーのOPの中から、比較用としていくつかチョイスしてみます↓
 
  『ef - a fairy tale of the two.』
 (新海誠監督作品)
 
 
  『ふぃぎゅ@謝肉祭』
 (最近、片岡みちかさんという『ふぃぎゅ@メイト』のEDソングの方からコメントを頂いたので、とても嬉しいのです♪)
 
 
  『ゴア・スクリーミング・ショウ』
 (so crazy!?のアコさんお勧めのゲームなので、女性にも面白いのかもしれません。コンクリート回廊は、以前作ったムービーで真似しちゃいましたw)
 
 
 なんかもうぜんぜん負けてますね。
 でもどうせだから徹底的に叩きのめしましょう↓
 
  『ぽぽたん』
 

  『いただきじゃんがりあんR』
 

  『魔界天使ジプリール episode.2』
 
 

(どうしてあんたはエロゲOPなんか見てるの?と思われるかもしれませんが、ウェブ上の日記あるはチャットでの情報によると、自主制作でアニメ作っている人は割とチェックしているようです。そもそも新海誠監督をはじめ、自主制作アニメ出身のアニメ作家は割とこの分野で活躍していますし、個人ベースで作れる映像あるいはAfterEffects技の勉強のためには実に手ごろなジャンル、というより避けて通れない媒体のようです。といっても私の場合、ゲーム本編をプレイするわけではないので、映像技術以外の部分、つまり本編との関わり合いについてまでは計りかねています。また情報収集には濃霧-gNorm- ひょうたん書店 準公式サイトさんのところの月末のまとめを大いに参考にしています)


原因考察

 じゃあ、どうして乙女ゲームのOPがこのようにしょぼいのか?というと、以下の要因が考えられると思います↓
 
1:予算が少ない?
 乙女ゲームが盛況している近年とはいえ、年間数百本は発売されるという男性向けアダルトゲームと比べると市場規模はまだまだ小さいです。
 またほとんどの乙女ゲームは有名声優を起用しており、ゲーム本編に直接関係のないOPに配分される予算は当然ながら少ないものと推測されます。
 
2:女性向ゲームにふさわしい映像表現は模索途上にある
 古くは『アンジェリーク』から乙女ゲームが始まるとはいえ、乙女ゲームがそれなりの市民権を獲得したのは(おそらく)『ときめきメモリアル Girl's Side』以降からであって、ありとあらゆる実験を繰り返してきた男性向けゲームとは歴史の重みが違います。
 あくまで私個人の分析ですが、男性向けゲームのOPはすでに一時的な完成の域に達しており、それをいかに切り崩すか、あるいはいかに精錬させるか、に制作者の注力がなされているにもかかわらず、女性向けゲームのOPは後々の雛型(テンプレート)となる作品すらまだ現れていないように思えます。
 
3:安易に男性向けゲームOPの様式が取り入れられている
 前項の続きとなるのですが、女性向けの映像表現が模索中であるからなのか、乙女ゲームOPの表現手法はギャルゲー・エロゲーOPのテンプレートを流用しがちです。
 例えば…
  『ふしぎ遊戯 玄武開伝外伝 鏡の巫女』
 
  『はかれなはーと』
 
 もちろんそこには、映像スタッフはたいがい男性で占められている、乙女ゲームのOPを作る人はエロゲーのOPを作る人と同一、予算に限りがある以上従来どおりの手法で、という現状があるからかもしれません。
 ただし“乙女らしい映像”というものは、予算や表現技術に関係なく実現できるのではないかとも思うのです。
  『キャリばん』
 (少ない素材でここまでできるとは…)
 
 しかしながら男性には“エロ”及び“メカ”という強力な攻略ポイントがあるのに対し、女性のキーワードはおおむね“恋愛”、キャラクター造形以外のビジュアル的要素は少なく、映像表現の模索は一筋縄ではいかないものと思われます。
  『Zwei Worter』
 
 
4:そもそもOPが必要ない
 腐女子の友人が言うには、「OPなんて、最初に一回見たっきり飛ばすよ。ラブレボ? ああ、あれはなんか格好つけてるかんじがして好きじゃない」だそうです。
 私はアニメを作ってるものだから必要以上にOPムービーを意識してしまうらしく、つまり一般的な腐女子にとってはOPなんて形式上必要なだけで実質的には不要な存在でしかないようです。
 というかそもそも男性でさえも、ギャルゲー・エロゲーを始める際に毎回いちいちOPを見ているかどうかすら怪しいものです。


提案

 批判するだけなら誰だってできるので、最後に「じゃあ効果的な乙女ゲームのOPはどんなのか?」について考えてみたいと思います。
 私の発想の及ぶ範囲内での提案はだいたい以下の通りです↓
 
1:スタイリッシュ、雰囲気、ギャグ等に徹する
 ありふれたエロゲOPのテンプレートを用いるからつまらない作品になるのであって、一般的な手法を捨て去ってでも何らかの点に特化すれば、それなりの成果が得られるのではないかと思います。
  『Carnival』
 (ムービー中ほどにおけるアウトライン線画バケツ塗りの背景表現は建築デザインでよく用いられる。同様に、婦人雑誌やブランド広告などのデザイン表現をテンプレートに用いれば、それなりの成果が上がるのではないかと思う)
 
  『最終試験くじら』
 (電波ソング系OPによく見られる、やたら細かく動かすことにより視覚情報を肥大化させる手法は、個人的にはエンドルフィンを分泌させる策略のようにしか思えないのだが、女性にはあまり効果が期待できないかもしれない。同様の効果を狙うならむしろ、雰囲気にどっぷり浸かれるようなゆったりした映像を提示すべきかも)
 
  『萌・エ・ロ鬼ィちゃん』
 (現実社会ではこれだけお笑い芸人が幅を利かせているのだから、ノリの良い作品(最近では『パニックパレット』とか)は、映像手法もギャグに徹すればキャラの魅力も増すと思う。てゆうかパニパレはなぜあんなOP曲なの?BGMにムービー付けた方がよっぽど…)
 

2:エンディングに凝る
 下世話な話になるんですが、男性にとっては一仕事終えた後はどうでもいいのかもしれませんが、女性にとってはそれ以降が重要になるわけでありまして、つまり何が言いたいのかというと、男性にはやる気や雰囲気を盛り上げるために凝ったOPは必要かもしれませんが、女性にはむしろ高揚感を持続させるように凝ったエンディングを、それもキャラごとのムービーを作る必要があるのではないかと思うのです。
 てゆうか、乙女ゲームのエンディングって、ギャルゲー・エロゲーにならってか、てきとうに作り過ぎ!
 ゲームの中での思い出とか、語られなかったエピソードとか、これからの二人とか、プライベートな回想をじっくりと萌え萌え楽しめるようなムービーであれば、たゆたゆとした余韻の中でゲームやキャラに対する評価も上がるってもんです。
 一方、OPは公式な映像ということになり、てきとうでいいと思います。
 
3:キャラごとのOPを作る
 これは友人のアイデアなのですが、とりあえず普通のOPムービーがあり、特定のキャラでクリアした後は、そのキャラだけが出てくるOPムービーが流れるようにすればいいのではないか?ということです。
 つまり次回プレイ時からはキャラムービー(曲だけ同じ)を流す、ということです。
 そもそも乙女ゲームというのは複数回プレイを前提として作られているので、これは2周目以降のプレイに意味を付加する画期的なアイデアだと思います。
 だいたいにおいて乙女ゲーマーというものは、初回プレイ時に一番好きなキャラ、あるいは二番目に好きなキャラでクリアするのが常であるので、最後までお気に入りキャラを取っておく理由、同じキャラで何度もクリアする理由、あるいはあんまり好きじゃないキャラを攻略する際の救済措置、というものがこれにより発生するのです。
 また、キャラに固執したムービーである上、ゲーマーはそのキャラの魅力にどっぷり浸かった状態で見るので、映像クオリティの点は全く気にする必要がなく、制作者の側にとっても(予算・技術的に)少ない負担で大きな効果が望めます。


●そういうわけで、乙女ゲームがこれからもっと面白くなればいいなぁ、トータル的に完成度がもっと高くなればいいなぁと思います。

 というか、エロゲに負けるな!



(070627追記)
 すっかり忘れてたんだけど、『VitaminX』のOPムービーはクールで良かった。ただ、私は頭悪い子が好きじゃないのでやる気の問題で記憶になかったというか何というか…
 

comment

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つーかパニパレは、『破魔子ルート』みたいなのがあると思ったのに…いやまぁあれはすごすぎでしたがw
いや弟君がふびんすぎだったけどv

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